月に何本、ではなく。
年に四回と、週に一枚。
つづくものだけが媒体になる。だから最初に決めるのは、記事の中身ではなく、続けかたのほうだと思っています。
SCENE は「本数で勝負しない」という前提でデザインしました。トップに並ぶ記事は最大五本、空いた面は空けたまま見せる。ならば更新のしかたも本数で考えないほうが、思想と運用が一致します。
この形にすると、外から見た更新頻度は週一回になります。媒体が生きて見える。いっぽうで重い制作は年に四回だけなので、日常は削られません。
そして号の発行が「出来事」になります。毎週すこしずつ注目を求めるのではなく、年に四回、まとめて注目を集めるほうが、少ない弾数で遠くまで届きます。
インタビューでは毎回かならず、「やらなかったこと」をひとつ聞く。これを SCENE の看板にしたいと考えています。企画ごとに趣向を変えるのではなく、形式をひとつ決めて、それを何年も続ける。
効くと考える理由が四つあります。
※ 上の三つは形を見ていただくための架空の例です。
サイトには「やらなかったこと」だけを集めた一枚を用意します。記事を出すと自動でそこに積まれていく仕組みにするので、増やす手間はかかりません。この一枚が、いずれ SCENE のいちばん読まれるページになると思っています。
何を足したかではなく、何を置かなかったか。媒体のデザインで決めた原則と、取材で聞く問いを、同じ一つのことにしておきたい。
有名な人を追いかけないほうがいいと考えています。牧野さんの周りにいる、業界では知られている四十代。アパレル、デザイン、飲食あたり。
創刊号に三人。この三人が誰かで、媒体の性格はほぼ決まると思います。
号が四つたまったら、紙の一冊にまとめます。B5・三十二ページほど。
Web の媒体が紙を出すと、それ自体が話題として扱われます。写真が主役の媒体は紙で強くなりますし、渡せる物があること自体が次の取材の入口になります。「やらなかったこと」の蓄積が、そのまま目次になります。
写真が主役の媒体なので、Instagram とは構造がそのまま一致します。ここ一本に絞りたい。X や Threads は、文章を一行だけ抜いて置く従属的な使い方に留めます。
そして週に一度の Scenery は、写真一枚と三行です。これはそのまま Instagram の一投稿になります。一度の手で、サイトと SNS が同時に埋まる形にしておきます。投稿用の画像は、媒体の書体と色で自動的に組めるようにします。
会う人を決める/取材する/書く/写真を選ぶ
デザイン/仕組みの実装/公開の仕掛け/写真の色を揃える/Instagram の画像づくり
入稿はテキストファイル一本です。冒頭にタイトル、相手、号数、「やらなかったこと」、使う写真を書いていただき、その下に本文を書く。それだけで所定のデザインに流れ込みます。HTML を触っていただく必要はありません。
Claude をお使いと聞いたので、書き上げたものをそのまま公開まで通せる形にします。こちらに投げて待つ工程が消えるので、思いついた週にそのまま Scenery を一枚置けます。ここが、続けられるかどうかの分かれ目だと思っています。
写真の色は、誰が撮っても媒体のトーンに自動で揃うようにします(すでに道具があります)。撮る人が変わっても媒体の見た目が崩れません。
週に一枚。撮って、三行書いて、置く。五分で終わることを、五分で終わる形にしておくこと。
間に合わないと感じたら、創刊号を 2026 Winter に倒します。表記を変えるだけです。第一印象は一度しかないので、急いで質を落とすのがいちばんの損だと考えています。
この四つが決まれば、こちらは仕組みの実装に入れます。
— 間 —
※ 本ページは運営方針のご提案用です。02 に挙げた三つの発言、および人物・年齢はすべて架空の例です。写真は CC0/パブリックドメイン素材を本媒体のトーンに加工した仮置きで、本番は自社撮影に差し替える前提です(人物は顔が写らない構図のみ)。